
「林檎の中にある種の数を数えるのは簡単である。しかし、一つの種からいくつの林檎が実るか知ることは不可能である」
(西洋の諺)
一つの種からいくつの林檎が実るかなど知っている人はいない。想像もつかないほど無数の実がなることさえあるからだ。
この諺で、林檎の種は無限の「豊かさの法則」を具現化しているのである。
この法則は、私たちの宇宙を支配しているといっても過言ではない。たとえば、宇宙の果てを想像してみよう(「宇宙の出口はここ、またのお越しを」と書かれたハイウェイの標識を思い描くのだ)
「境界と限界のない豊かさこそ、まさに宇宙のキーワードといえます。同じことが私たち人間を含む、あらゆるものにいえるでしょう」
と、ウェイン・ダイアーは述べている。

あなたも無限の豊かさをキーワードにすれば、何でも達成できるようになる。
あなたは不足ばかりを気にしていないだろうか。「不足の心理」は、自分の人生に不足しているものばかりを探そうとする。
「十分にない」、あるいは「もし……だけあれば、もっと幸せなのに」と考えさせる。
不足しているもの、自分が持っていないもののことばかりを考えていたら、それを手に入れることなど一生できない。なぜなら、「不足」という概念が、信念として心の奥底に深く根を下ろしてしまうからだ。
あなたはすでに、「不足」などという概念を消し去るに十分なものを持っているのだ。それはまさしく、私たちが暮らしているこの世界にあるのであって、他のどこを探しても見つかるわけがないのだ。
無限の宇宙が相手なのだから、やることはいくらでもある。そういう目で周囲を見回せば、どこにでも豊かさを発見できるであろう。
「私がかつて会った人びとの中で、不足の人生を豊かな人生に作りかえてきた人びとは、誰もみなこの法則を信じ、活用することを学んでいる」
と、ダイアーは言う。